赤ちゃんの腎臓は、大人のようにはまだ腎臓が発達しておらず未発達です。そのため、大人にとっては「健康に良い」とされる水が、赤ちゃんには負担になってしまうこともあります。 正しい知識を持って、日々の離乳食作りをスムーズに進めましょう。
水道水は「煮沸」すれば離乳食に最適!
日本の水道水は世界的に見ても非常に安全基準が高く、基本的には離乳食に使っても全く問題ありません。ただし、使うときには「一度沸騰させる」ことがポイントです。
なぜ煮沸が必要なの?
水道水には消毒のための「塩素」が含まれています。大人には無害ですが、赤ちゃんには独特のカルキ臭や刺激が気になる場合も。
- ポイント: 5〜10分ほど沸騰させることで、塩素を取り除く(カルキ抜きをする)ことができます。
浄水器を通せばもっと安心
古い水道管のサビや不純物が気になる場合は、浄水器を通した水を使うのがおすすめです。浄水器を通した水も、離乳食に使う際は一度沸騰させるとより安心です。
ミネラルウォーターは「軟水」一択!
市販の水を使う場合は、必ずラベルの「硬度」をチェックしてください。
- 赤ちゃんには【軟水】 日本の多くの水は軟水です。ミネラル分が適度で、赤ちゃんの未発達な腎臓に負担をかけません。
- 【硬水】は避けましょう 海外のミネラルウォーターに多い「硬水(マグネシウムやカルシウムが豊富な水)」は、赤ちゃんの胃腸を刺激し、下痢の原因になることがあります。
どっちを使う?シーン別の「お水」使い分けガイド
- おうちでの調理(お粥・スープ):
- アイコン:やかん・鍋
- おすすめ:【水道水(煮沸済み)】
- 理由:コスパ最強。煮込む過程で沸騰するので、そのまま使えて手軽。
- 外出先での調乳・のばし:
- アイコン:哺乳瓶・ベビーフード
- おすすめ:【市販の純水・ベビー専用水】
- 理由:煮沸の手間が不要。そのまま混ぜられるので、公園やレストランでも大活躍。

ママの疑問を解決!「お水」のQ&A
Q. ウォーターサーバーの水は使ってもいい?
A. 軟水であればOKです! お湯と冷水がすぐに出るウォーターサーバーは、離乳食の温度調節にも便利。ただし、サーバー内部の衛生管理(定期的なクリーニング)をしっかり行うことが条件です。
Q. 沸騰させたお湯は、作り置きしていい?
A. その日のうちに使い切りましょう。 カルキを抜いた水は菌が繁殖しやすくなります。清潔なポットに入れ、1日経ったら新しいものに取り替えてくださいね。
Q. 麦茶を薄めるのは水道水でいい?
A. 離乳食初期は、一度沸騰させた水(湯冷まし)で。 赤ちゃんが新しい飲み物に慣れるまでは、できるだけ刺激の少ない「湯冷まし」で薄めてあげましょう。
【おすすめレシピ:離乳食初期】野菜たっぷりとろとろそうめん
まとめ:こだわるところ、手を抜くところ
「赤ちゃんのために最高のお水を!」と思うのは素晴らしいことですが、毎回高いミネラルウォーターを買わなきゃ……と負担に思う必要はありません。
「お家では水道水を沸かして、外では便利なベビー専用水を使う」 そんな風に使い分けるのが、賢いママのスタイルです。
安心なお水を使って、赤ちゃんの「おいしい!」の笑顔をたくさん引き出してあげてくださいね。

三好恵子
管理栄養士資格取得後、自治体の職員向け健康管理業務を担い、特定保健指導に従事する。半年で10kg減量者を多数輩出。その後は子育てを経て、行政の臨時管理栄養士として約3年、離乳食教室や乳幼児健診等で指導を行う。




コメント