インスタの離乳食は「理想」! 現実的な離乳食作りの合格ラインとは

離乳食の知識
離乳食の知識

SNSで見かける美しい離乳食。それらはあくまで「作品」や「記録」の一部であり、すべての家庭の日常ではありません。

大切なのは、誰かの「映え」と比較することではなく、あなたの家庭にとっての「持続可能な合格ライン」を見つけることです。

インスタの離乳食が「理想」である3つの理由

なぜ、SNSの離乳食はあんなに完璧に見えるのでしょうか?

  • 「最高の一瞬」だけを切り取っているから: 写真を撮った直後にひっくり返されたり、実は一口も食べなかったり……という「裏側」は、なかなか投稿されません。
  • 盛り付けの工夫(撮影用)があるから: 大人だって、友達と会うときはオシャレをしますよね。SNSの離乳食も、特別な日の記録や、趣味としての「盛り付け」であることが多いのです。
  • 赤ちゃんの「食べ具合」には個人差があるから: 「完食!」という投稿の裏には、同じ月齢でも「全く食べない子」が何万人もいます。

SNSの「理想」vs ママを救う「現実の合格ライン」

離乳食作りを頑張りすぎて、心がちょっと疲れちゃったとき。ぜひ、こちらのイラストを眺めてみてくださいね。

キラキラした「理想」は、ときどきの「ご褒美」

画面の中で輝く、色とりどりの離乳食。丁寧に丸められたおやきや、おしゃれな木の器……。とっても素敵ですが、これは毎日じゃなくて大丈夫。「心にゆとりがあるとき」の特別な一枚や、趣味として楽しむ世界なんです。プロでも毎日続けるのは大変なことですから、「これくらいやらなきゃ」と自分を追い込まないでくださいね。

これこそが「愛おしい現実」!自信を持って100点です

今度は、右側の「現実」を見てみましょう。

  • チンしただけのお粥
  • 市販のパウチや、タッパーのままの食卓
  • お口のまわりをドロドロにして笑う赤ちゃん!

……どうですか?「あ、これ、うちのいつもの風景だ」と、ホッとしませんか? 実は、この飾らない姿こそが、赤ちゃんがすくすくと育っている証拠。無理をせず、今のママにできる精一杯を届けている、とっても立派な食卓なんです。

★ ママへ贈るメッセージ「お腹が満たされ、ママが笑っていれば、それは100点満点のごはんです」

インスタ映えはしなくても、赤ちゃんにとって一番の隠し味は「大好きなママの笑顔」です。器がタッパーでも、ベビーフードを頼っても、ママが赤ちゃんを想う気持ちは1ミリも変わりません。

今日から心が軽くなる「現実的な合格ライン」の目安

「これでいいんだ」と思えるための、具体的な合格ポイントを提案します。

「1品」でも栄養があればOK

3菜1汁なんて必要ありません。お粥にフリーズドライの野菜を混ぜれば、それはもう立派な「一皿」です。

「完食」にこだわらない

一口食べた。スプーンを口に持っていけた。それだけで今日の離乳食は大成功です。残りはママが食べるか、潔くサヨナラしてOK。

「道具」に頼り切る

ブレンダー、冷凍ストック、市販のベビーフード。これらを使うことは「手抜き」ではなく「効率化」です。今は令和です!文明のリキを最大限に活用しましょう。

まるごと離乳食シリーズは、国産素材をそのまま粉末にした、離乳食づくりをお手伝いする商品です。
粉末なので、加熱などは不要。そのまま離乳食に振りかけるだけで、栄養を追加出来ます。

疲れた時に思い出してほしい「食育」の本質

食育とは、凝った料理を作ることではありません。 「誰かと一緒に食べるのは楽しいな」「この味、なんだか好きだな」というポジティブな感情を育むことです。

ママがスマホを見ながら「これ、インスタに上げなきゃ」と焦るよりも、タッパーから直接あげるお粥を「おいしいね」と笑いながら一緒に食べるほうが、赤ちゃんの心には深く残ります。

【おすすめレシピ】「映えないけれど、一番食べる」お粥

見た目は地味ですが、赤ちゃんが一番安心して食べられる、現実派の鉄板メニューです。

まとめ:あなたの「合格ライン」はあなたが決めていい

SNSは、あくまで「情報のカタログ」として使いましょう。 「あ、この食器可愛いな」「この組合せ美味しそう」と、自分が楽しむためのエッセンスにするだけで十分です。

「今日も赤ちゃんに栄養を一口でも届けた。私、すごい!」

そんな風に、自分自身に「合格」を出してあげてください。第三者から見て、一瞬の綺麗さよりも将来子どもが愛情いっぱいで育ってそうだなと感じられた方が、きっと子どもの心をちゃんと育んでいると思います。

 私たちは、キラキラした理想ではなく、泥臭くも愛おしいママの「現実」を全力で応援しています。

三好恵子

管理栄養士資格取得後、自治体の職員向け健康管理業務を担い、特定保健指導に従事する。半年で10kg減量者を多数輩出。その後は子育てを経て、行政の臨時管理栄養士として約3年、離乳食教室や乳幼児健診等で指導を行う。

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