赤ちゃんに離乳食をあげるとき、
「もし喉に詰まったらどうしよう…」と不安になるママはとても多いです。
特に離乳食を始めたばかりのごっくん期(5〜6ヶ月)は、
まだ上手に噛むことができず、飲み込む練習の段階。
そのため
✔ 食材の大きさ
✔ 食材のやわらかさ
✔ 食べさせ方
この3つを意識することで、誤嚥(ごえん)や窒息のリスクをぐっと減らせます。
この記事では、管理栄養士の視点から
赤ちゃんが安全に食べられる食材の切り方・大きさの目安をやさしく解説します。
初めての離乳食でも安心して進められるよう、
よくある注意点や安全対策もまとめました。

離乳食で誤嚥が起きる原因
結論から言うと、離乳食で誤嚥が起こる主な原因はこの3つです。
- 食材が大きすぎる
- 食材が硬い、パサパサしている
- 赤ちゃんの発達段階に合っていない
ごっくん期の赤ちゃんは、
まだ舌でつぶす力も弱い状態。
そのため、少しでも大きい固まりがあると
そのまま喉に流れてしまうことがあります。
実際によくあるのが
「ちゃんと細かくしたつもりなのに、赤ちゃんがむせてしまった」
という相談です。
これは粒が残っている・水分が足りないケースが多いです。
大丈夫ですよ。
多くのママが最初にぶつかるポイントです。
次に、安全な大きさの目安を見ていきましょう。
ごっくん期の安全な食材の大きさ目安
ごっくん期の基本は、
「粒なし・ポタージュ状」です。
目安はこのイメージ。
| 食材状態 | 目安 |
| おかゆ | 10倍がゆをなめらかに |
| 野菜 | 裏ごしペースト |
| たんぱく質 | なめらかなペースト |
赤ちゃんが安全に飲み込める状態は、
スプーンを傾けるとゆっくり落ちるくらいのとろみです。
もし粒が残っていると
喉に引っかかる原因になるので注意しましょう。
離乳食の安全な食材の切り方
離乳食では、月齢に合った切り方がとても大切です。
ごっくん期では切るより「ペースト化」が基本になります。
野菜の切り方(ごっくん期)
基本の流れはこちらです。
- 小さめにカット
- やわらかく茹でる
- 裏ごしする
- 水分でのばす
例えばにんじんなら
NG例
- 粗いみじん切り
- 硬い状態
- 粒が残る
OK例
- しっかり茹でる
- 裏ごし
- 出汁やお湯でのばす
最初は必ず「裏ごし」からスタートします。

離乳食で窒息しやすい危ない食材
赤ちゃんが食べるときに注意が必要な食材もあります。
特に誤嚥リスクが高いのはこの食材です。
窒息に注意が必要な食材
- ミニトマト
- ぶどう
- りんご
これらは
丸くて滑りやすい・硬いという特徴があります。
ただし、離乳食として調理すれば食べられるものもあります。
例:トマト → 皮と種を取ってペースト
このように形状を変えれば大丈夫です。
昨今、りんごの誤嚥事故がありました。果物は9ヶ月以降にする、初めてはすりおろして加熱してシャキシャキ感をなくすなど工夫が必要です。
赤ちゃんの誤嚥を防ぐ食べさせ方
食材の形だけでなく、食べる姿勢もとても大切です。
誤嚥を防ぐポイントはこちら。
赤ちゃんをしっかり座らせる
背中が丸まる姿勢はNGです。
スプーンを奥に入れすぎない
舌の上にそっと置くイメージ。ママは横に座って、赤ちゃんに対してスプーンを横や斜めから入れてあげると奥に入りません。赤ちゃんは動くので正面からあげると奥に入ることもあるのです。
焦らずゆっくり
飲み込んでから次の一口。
離乳食指導でも、
姿勢とペースはとても大事なポイントとして伝えています。
赤ちゃんが食べてくれるとママが離乳食を口に入れるペースが早くなりがちです。しっかり飲み込んだのを確認しましょう。

忙しいママは市販離乳食も上手に活用して
毎回ペーストを作るのは、正直かなり大変ですよね。
特にごっくん期は
すべて加熱・裏ごし・ペースト作業が必要になります。
そんなときは、
市販の離乳食を取り入れるのもひとつの方法です。
bebecoの離乳食は
- 月齢に合わせた食材設計
- 普段の離乳食に混ぜるだけ
忙しいママの離乳食づくりを
やさしくサポートしてくれます。
「今日は余裕がない…」という日でも
安心して使える選択肢になります。
よくある質問(FAQ)
Q.赤ちゃんがむせるのは誤嚥ですか?
むせる=誤嚥とは限りません。
赤ちゃんは飲み込む練習中なので
少しむせることはよくあります。
ただし
- 咳が止まらない
- 呼吸が苦しそう
などの場合は医療機関に相談しましょう。
Q.離乳食の粒はいつからOK?
一般的には
- 初期(5〜6ヶ月) → 粒なし
- 中期(7〜8ヶ月) → 小さな粒
- 後期(9〜11ヶ月) → みじん切り
この順番で進みます。
焦らなくて大丈夫ですよ。
Q.赤ちゃんが口にため込むのは危険?
よくある行動なので心配しすぎなくて大丈夫です。
ただし
- 大きな固まり
- 硬い食材
は避けるようにしましょう。

まとめ|離乳食は「なめらかさ」が安全のポイント
離乳食の誤嚥を防ぐポイントをまとめます。
- ごっくん期はペースト状が基本
- 粒が残らないよう裏ごし
- 食材はやわらかく
- 姿勢と食べさせ方も大切
離乳食を始めたばかりの頃は、
誰でも不安になるものです。
でも、赤ちゃんは少しずつ
食べる力を育てていきます。毎日の訓練でむせる回数も減っていきます。
焦らなくて大丈夫ですよ。
もし、「毎回ペースト作りが大変…」
「栄養バランスが不安…」
そんなときは、市販の離乳食を
取り入れるのも安心材料になります。

三好恵子
管理栄養士資格取得後、自治体の職員向け健康管理業務を担い、特定保健指導に従事する。半年で10kg減量者を多数輩出。その後は子育てを経て、行政の臨時管理栄養士として約3年、離乳食教室や乳幼児健診等で指導を行う。




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