ベビーフードのメリットと緊急時のことも考えた活用方法

ベビーフードとフルーツの写真活用法
活用法

赤ちゃんのために「離乳食は手作り頑張りたい」、「だけどベビーフードも使っていいよね?」と考えたこと、一度は有りませんか?

ベビーフードには色々なメリットがあります。
たとえば、ママの体の調子が良くないとき赤ちゃんのベビーフードでママの負担を減らすことが出来ます。

地震や津波などの災害・緊急時にもベビーフードがあれば、食事を与えられないことは避ける事ができます。

今回の記事では災害・緊急時のことも考えたベビーフードのメリットについて解説します。

ベビーフードのメリット5つ

木のキューブにMERIT書かれた写真

ベビーフードには多くのメリットがありますが、ここでは緊急時のことも考えたベビーフードのメリットを5つご紹介します。

安全性が確保されている

フルーツサラダとグレイボウルの写真

食品製造において厳格な基準をクリアし、さらに赤ちゃんに与えるために追加された基準を満たした商品だけがベビーフードと商品名をつけることが出来ます。

ベビーフードの大手6社で構成されたベビーフード協議会は、さらに独自の厳しい自主規制を行っています。

そのため、ベビーフード協議会に属している会社の製品であれば、販売されている離乳食の安全性が保たれていると言えます。

また、ベビーフード協議会に属していなくても、国の基準を満たし指標に合致している製品もあります

たとえば、厚生労働省が平成24年に定めた放射能検査で放射能が基準値以下だった場合「乳児用規格適用食品」の表示が出来ます。

検査して安全であると分かっているので安心ですね。

長期・常温保存がOK

手作り離乳食は冷凍であれば最大1週間ほど保存出来ますが、ベビーフードは長いものでは1年間の長期保存が可能です

ベビーフードは加熱滅菌処理されているものもあるので常温保存もOKです。冷凍保管が出来る環境がない緊急時の備えとしてあると安心です。

ただし、一度開封したものは使い切るようにしましょう。

災害時に備えておくことも大事

災害が起きた時にベビーフードは「各自治体で備蓄されている」と思いがちですが、実際は予算によって備蓄品がかわるため、ベビーフードの備蓄がない自治体もあります。

備蓄されていない場合も想定し、個人できちんと備えておく必要があります。

ベビーフードと一緒に粉ミルクや液体ミルクも常備して置くとさらに安心です。

外出時に持ち運びが出来る

ベビーフードは外出時に手軽に持ち運びが出来ます。

ベビーフードは、どこでも持っていけるため赤ちゃんのお腹がすいたときやぐずった時の移動する合間に食べさせる事もできます。

もちろん、手作り離乳食でも大丈夫ですが、手作りの離乳食の場合は水分などが多いため腐りやすく衛生面で不安な部分があるので、外出時にはベビーフードを使ったほうが良いでしょう

緊急時、赤ちゃんの食事があるので安心する

赤ちゃんをベビーフードの味に慣れさせておくと、離乳食が無い状況でも慌てることがないので安心できます。

離乳食が2回食、3回食と進むにつれて外食をする機会が増えますが、離乳食メニューがあるレストランはほとんどありません。

子どもの食事は自分で用意しなければいけませんが、外食先でもベビーフードに食べ慣れていれば、赤ちゃんもママも困りません

ママの負担が軽減できる

ベビーフードがあるとママの体調が悪いときや離乳食を作る時間がないときに、ママの負担を減らすことが出来ます。

忙しい時やママの体調が悪い時は手作り離乳食にこだわらず、ベビーフードを使いましょう

ベビーフードをママの負担の削減・心の余裕を取り戻すことに使うことは、ベビーフードの賢い使い方と言えます。

【注意】離乳食を始めてから2週間はベビーフードを与えない

不満顔の赤ちゃんの写真

離乳食を始めてから2週間はベビーフードを与えるのは避けてください。

販売されている商品には「5ヶ月で食べられる」と表示してあるものがあるようですが、タンパク質のだしを使われていることもあります。

赤ちゃんの体はまだ消化酵素がないためタンパク質を体内で分解が出来ず、アレルギーを引き起こす可能性が高いです。

離乳食を始めてから2週間は、ベビーフードを使わず手作り離乳食を与えましょう。

ただし、2週間ぐらい経過すると赤ちゃんも離乳食に慣れ、消化酵素が徐々に出てくるためベビーフードを与えてもOKです。

【注意】ベビーフードの食べ残しは与えない

チョコケーキの食べ残しの写真

衛生面から考えると、赤ちゃんにベビーフードの食べ残しを与えることは避けましょう。

そのままにしておくと、ベビーフードに雑菌が繁殖し良くありません。

特に災害が起きた場合は、冷蔵保存が出来ないので1個を全て使い切ったほうが無難です。

参考:厚生労働省 授乳・離乳の支援ガイド(平成30年版)

ベビーフードを普段から利用して緊急時でも安心できるようにしよう。

笑顔の赤ちゃんとお母さんの写真

ベビーフードは長期・常温保存が可能で手軽に持ち運びが出来るため、普段の離乳食作りだけではなく、急なお出かけや災害用の備蓄品として役立ちます。

また、離乳食にベビーフードを組み合わせることで、味のバリエーションが広がりママの負担軽減にもなりたくさんの利点があります。

赤ちゃんも食べ慣れたベビーフードがあれば安心しますし、ママさんも「食べてくれるベビーフード」があるだけで安心できます。

大切なことは、ベビーフードの利点を知り、色々なシチュエーションを考えて手づくり離乳食とベビーフードを組み合わせて上手に使っていくことです。

日ごろからベビーフードを上手に利用して、外出やお出かけの緊急時の練習をしておきましょう。

記事監修

三好恵子

管理栄養士資格取得後、自治体の職員向け健康管理業務を担い、特定保健指導に従事する。半年で10kg減量者を多数輩出。その後は子育てを経て、行政の臨時管理栄養士として約3年、離乳食教室や乳幼児健診等で指導を行う。

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